お家に飲み忘れたお薬が溜まっていませんか?
更新日:2020/01/25
こんにちは!看護師の橋本です😊 今回は残薬についてお話ししたいと思います💊 残薬とは、医師から処方された薬の飲み残しの事です。 毎月病院やクリニックで処方されるお薬ですが、ついつい飲み忘れてしまう事ってありませんか? 例えば、 ・起床時間がいつもより遅くて朝食を抜いたから朝食後薬を飲まなかった ・外食時に薬を持参し忘れてそのまま飲まなかった ・単純に忘れていた など理由は様々。 (ちなみに橋本は、風邪薬を処方してもらった時など単純に飲み忘れてしまう事が多いです。こんな記事を書きながら反省😅) その残ったお薬、塵も積もれば山となる!という事で現在日本では多量の残薬が問題となっています。 医療費の観点からすると、なんと金額にして年間475億円が無駄になっているとか…😱物凄い金額ですよね。 日本人特有の素敵な文化、「もったいない」はお薬業界では通用しないのか…?と思いきや、ちゃんとあるんです! その名も残薬調整! 飲み忘れて大量に残ってしまったお薬、ぜひ一度主治医の先生やかかりつけ薬局の薬剤師さんに相談してみて下さい。 残った薬が再利用できるものであれば、その分処方日数を減らしてくれるんです☺️ 無駄になるお薬がなくなって、国からしても、患者さんからしても節約になりますね✨ 「でも薬を飲み忘れたなんて言ったら先生や薬剤師さんに怒られそう…」と思う方もいるかもしれません。 でも私たちからすると、お薬が残っているという情報はとっても大切です。 なんで薬が残っているのかな? 薬の量が多すぎて飲むのが嫌なのかな? 1日の内服回数が多いから? お昼は仕事をしていてつい飲み忘れてしまうのかな? もしかして最近忘れっぽくなっているのかな? など色々な理由を考えて、そう上でどうしたら飲み忘れがなくなるかなど対策を考えていきます。 患者さんがしっかりお薬を内服できるように、医師がお薬内容を変更してくれる事もあります。 残薬の問題はお金の事だけではありません。 お一人お一人の体に合わせて処方されているお薬。飲み忘れてしまったらせっかくの治療効果が得られなくなってしまいますよね。 ご自身の体のためにも、お薬を大事にしっかりと内服していきたいですね✨ 私たちは、利用者さんがお薬を適切に内服出来るようにお手伝いさせて頂いています。 過去の記事に様々な工夫について載せているので是非読んでみて下さいね!
服薬管理の必要性
お薬を正しく飲めるよう工夫していること💊