講演会に参加してきました【会田薫子先生〜高齢者のための意思決定支援〜】
更新日:2018/11/25
閲覧誠にありがとうございます!代表の菅原です。
今日の石川県は気持ちが良い青空でした。皆様はいかがお過ごしでしょうか?
本日は、石川県介護支援専門員協会河北支部主催の『河北医療・介護ネットワーク〜一緒にやろう勉強会〜』『高齢者のための意思決定支援』に参加してきました。
お世話になっている介護支援専門員さんが登壇されるとのことで、スタッフと一緒に石川県立看護大学に行ってきました。
講師はなんと会田薫子先生。学生時代に『老い方上手(WAVE出版)』の第4章を読んで、終末期の医療について学習の助けになったことを思い出しました。それに加えて、先週NHKドキュメンタリーを観たばかりだったので、本物との対面は少し緊張しました。
講義の内容は大変わかりやすく、示唆に富んだ内容でした。
ディスカッションも様々な方からの意見が聞け、河北市の連携のレベルの高さに改めて感銘を受けました。
私も今まで家族の最後に「死に目に会えなかった」と後悔したり、「できることはなんでもしてください」と医師に頼むのことを孝行であると考えていましたが、実に主観的だったなと会田先生のお話で気付かされました。
「せめて点滴だけでも」と意識のない体に管を刺すこと、終末期の患者に無理やり経管栄養をすること、家族の自己満足になっていないか。
病気を治すことが目的である治療と、安らかな最後を迎える為の緩和ケアがありますが、日本人の慣習がそれらの線引きを曖昧にさせ、人生の最後を迎える本人の意思を尊重しきれていない現状について改めて認識しました。
自分が当事者になった際に、振り返って「本当に本人の為になっているのか」考えられるようになっておきたいものです。
私も事務方ではありますが、在宅医療に関わってから来月で2年半になります。
在宅療養をするにあたり、医療の面で利用者様と一番近い距離にあると言っていいのが訪問看護であり、その双肩に掛かる期待と責任の大きさを日々実感しています。
今回の内容をスタッフに共有し、明日のケアをより良いものにしていこうと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
読んでくれた皆さんに素敵なことがありますように。