ICTと訪問看護の予定表、そしてニーチェ。
更新日:2019/05/11
閲覧誠にありがとうございます。
代表の菅原です。
みなさんはICTという言葉を聞いたことがありますか?
ICTとは『Information and Communication Technology(インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー)』の略語で、「情報伝達技術」や「情報通信技術」などと訳されます。「Communication(コミュニケーション)」というワードがあるように、「ヒトとヒト」「ヒトとモノ」それぞれの間で情報や知識を共有することを意味しています。
ICTというワードにあまり馴染みがないという方もいらっしゃるでしょう。しかし、世界に目を向けてみるとICTは広く普及しており、「IT」ではなく「ICT」というワードを使うのが一般的です。日本では、国を挙げてICTの普及を行っている段階で、総務省では「ICT成長戦略会議」という、グローバル展開を視野に入れつつ、ICTを日本経済の成長と国際社会への貢献の切り札として活用していく方法を検討する会議も設置されています。
弊社も全ての患者に高い精度のサービスを迅速に提供する為、情報共有や日々の記録を始めICTを積極的に活用しています。
患者対応の強化、意思決定の迅速化情報共有、社内コミュニケーションの強化など、ICT活用の恩恵は大きいです。
(取り組みのイメージ)
『マルチディスプレイ冨田(アメブロ)より』
https://ameblo.jp/artrest0521/entry-12450448329.html
さて、偉そうな前置きから始まりましたが「ICTを活用しきれているか?」と問われると、実はまだまだだったりします。
先日メスが入ったのは予定表でした。
以前はこのように、ホワイトボードに一週間の予定を書き込んでいました。(これが結構時間がかかってました🙇♂️)
訪問看護の予定表はキャンセルや延長など、変わることが多いです。その為ペタペタと直感で貼り替えられるホワイトボードに対して廃止の案は上がっていたものの、「まぁいいか」ということで踏み切れず10ヶ月経ってしまいました。
それでも先日、私が開業をお手伝いした県外の訪問看護ステーションの管理者が来訪し、ホワイトボードを見て一言。
「時間の無駄。やめた方が良いと思う。」
ぐえ〜😂ぐうの音も出ない😂
いやしかし、考えてみれば弊社は1人1台iPadを支給しています。
机にはパソコン。訪問に出ていることが多いわけですから、確かに無駄でした。
その一言をきっかけに弊社もホワイトボード廃止に踏み切り、実際現在はホワイトボードなしで訪問に回っています。
現状、特に支障は出ていません。
会社としてもホワイトボード関連の経費をすこ〜し削減できました。こういった工夫の積み重ねで利益が出れば、福利厚生の充実や職員の賞与に還元することができます。出先で最新の予定を確認できますし、慣れるまで大変ということ以外は良いことづくめです。
今までも下のような予定表をクラウドシステム経由で、いつでも最新の状態で確認することはできました。
それでも何故やらなかったのか。
やはり、習慣や慣習を変えることの困難さなのだと思います。
これだけペーパーレスが叫ばれていますが、相変わらず役所は紙文化です。僕は寝る前にプロテインを飲まないと不安ですし、世界中の差別や偏見、悲しい戦争もなかなか無くなりません。
ニーチェの名言にこんな言葉があります。
『脱皮できない蛇は滅びる。意見を脱皮してゆくことを妨げられた精神も同じことである。』
今回は知人の一言をきっかけに脱皮することができました。
しかしこれが開業して5年経っていたら、10年経っていたら…?
良いものは良いと言って取り入れることができる謙虚さ、変わる勇気は、いつまでも持ち続けていたいものです。
…予定表変えただけなのに、なんだか壮大になってしまいました。
モザイク掛けましたが、予定表をよく見るとお分かりいただけるようにスケジュールにはまだ空きがございます。
お困りのことがありましたが気軽にご連絡ください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
読んでくださったあなたに素敵なことがありますように。
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